【商売とは何か?】正体はたった一言「困りごとの解決」だけだった
目次
【この記事の超要約】
商売とは、【誰かの困りごとを解決すること】です。
それ以上でも以下でもありません。
お金は、その解決に対する「ありがとう」が形になったもの。
だから順番は、いつも【解決が先、お金が後】です。
売れないときは、たいてい自分の売りたいものだけを見て、相手の「困った」を見ていません。
本文
こんにちは、ナンブです。
「商売」「ビジネス」「マーケティング」。
この手の言葉、聞くだけで身構えませんか?
僕もそうでした。
難しそうな横文字が出てくるたびに、自分には縁のない世界だなと思っていたクチです。
でも、輸入雑貨のお店を13年やってきて、たどり着いた答えは拍子抜けするほど短いものでした。
今日は、商売というモノを成功する為のお話をします。
商売とは何か?

商売とは、誰かの困りごとを解決することです。
難しい理論も、気の利いた肩書きも、その後の話でしかありません。
並べてみると、はっきりします。
・お腹がすいた(困った)
→ ごはんを出す(助かった)=飲食店
・移動が大変(困った)
→ 運ぶ(助かった)=タクシーや電車
・体が痛い(困った)
→ 楽にする(助かった)=整体
・髪が伸びた(困った)
→ 切る(助かった)=美容室
全部、同じ形をしています。
【誰かの「困った」を「助かった」に変えている】。
business とか marketing とか言われるとひるみますが、やっていることはこれだけなんですよね。
なので、迷ったときはこの問いに戻れば大丈夫です。
「僕は今、誰の、どんな困りごとを
解決しているんだろう?」
ここに答えられるなら、それはもう立派な商売です。
なぜ、いい商品なのに売れないのか?

売れない原因のほとんどは、品質ではありません。
【困りごととつながっていない】からです。
これ、僕自身がさんざんやってきました。
東京や大阪など、様々な場所へ行って新しい知識を得ると、嬉しくてテンションが上がって妻や友人に話したくなるんですよ。
「これ、めちゃくちゃ面白いから!!」と。
でも今なら分かります。
あの時、僕が話していた相手が聞きたかったのは、そんな話じゃない。
相手が話をしたかったのは全然ん別の相談話でした。
僕は【自分の見せたいもの】を差し出していて、相手の【困った】を見ていなかった。
商品が悪かったんじゃないんです。
繋ぐ先を間違えていた。
物販でも同じことが起きます。
仕入れた自分が一番テンションが上がっているので、商品の説明ばかり書いてしまう。
でも読む人が知りたいのは、
【それで自分の人生はポジティブになるのか?】
だけ。
……と、偉そうに書いていますが、13年やってきて今でもたまにやります。
ドラえもんは何故
道具を売り込まないのか?

ドラえもんが道具を出す順番は、いつも決まっています。
【のび太が困ってから】です。
思い出してみてください。
のび太は「ひみつ道具がほしい」とは言いません。
泣きながら帰ってきて、「ジャイアンにやられた」「宿題が終わらない」と言う。
そこで初めて、ドラえもんがポケットに手を入れる。
逆はないんですよ。
ドラえもんが「今日いい道具が入ってさぁ」と朝から売り込んでくる回、ないですよね(・∀・)
これ、商売の順番そのものだと思うんです。
【困りごとが先。道具はあと】
僕たちはつい逆をやってしまいます。
先に道具(商品)を持って、「困ってる人いませんか~?」と探しに行く。
順番が逆なので、届かない。
ちなみに、あの物語がずっと愛されているのは、道具がすごいからじゃなくて、【ちゃんとのび太の困りごとから始まっているから】なんじゃないかと、僕は思っています。
困りごとは、どこにあるのか?

困りごとは、人の【ため息の中】にあります。
派手な相談の中にはあまりありません。
具体的には、こういう言葉です。
・「めんどくさいなあ」
・「これ、どうしたらいいんだろう」
・「まあ、しょうがないか」
とくに最後の【しょうがないか】は宝の山です。
人は、あきらめたことをわざわざ相談しません。
でも、あきらめているということは、困ってはいるんですよね。
そこに手が届くと、「そんな方法あったの!?」になる。
探す場所は、遠くなくていいです。
家族の愚痴、友達のぼやき、口コミの星1~2つのレビュー。
ネットの検索窓に打ち込まれている言葉。
全部、誰かが困っている証拠です。
⚠️ひとつだけ注意があって、【自分が困っていないこと】は見つけにくいです。だから最初は、自分が実際に困った経験のある分野から探すほうが、圧倒的に早く見つかります。
「自分には売るものがない」人は、
どうすればいいのか?

そういう人ほど、すでに持っています。
【自分が乗り越えてきた困りごと】が、そのまま商品になるからです。
特別な資格や才能の話ではありません。
・体調を崩して、いろいろ試した経験
・子育てで、うまくいかなかった経験
・仕事を辞めるとき、死ぬほど悩んだ経験
これ全部、今まさに同じ場所で立ち止まっている人がいます。
そして、その人にとっていちばん聞きたい相手は、成功した専門家ではなく【同じところでつまずいた人】だったりするんですよね。
僕自身、体を壊して美容師を辞めり、借金したり、自ら命を絶とうとした時は、この出来事を一生僕は隠して生きるんだろうなと思っていました。
でも実際は、その話が一番人に届きます。
うまくいった話より、転んだ話のほうが役に立つ。
商売って、けっこう不思議です。
稼ぎたいと思うのは、
いけないことなのか?

いけないことではありません。
ただし【順番】を間違えると、うまくいかなくなります。
正しい順番はこうです。
・困りごとを解決する
→ 「ありがとう」が生まれる
→ お金が回ってくる
逆をやると、こうなります。
・お金が欲しい
→ 解決がおろそかになる
→ 「ありがとう」が生まれない
→ お金も回らない
お金というのは、【解決してもらった人の「ありがとう」が、形になったもの】です。
だから、受け取ることに後ろめたさを感じなくていい。それは感謝を受け取っているのと同じことですから。
むしろ受け取らないほうが不自然なんですよね。
無料で配り続ける人は、たいてい途中で力尽きます。
続かない商売は、結局その人を頼っていた人を困らせます。
仏教にも、まったく同じ言葉があります

【抜苦与楽(ばっくよらく)】という言葉があります。
「苦しみを抜き、楽を与える」。
仏教でいう慈悲のはたらきを、四文字にしたものです。
……これ、さっきからずっと話している商売の定義と、まったく同じ形をしていませんか?
苦しみを抜く=困りごとを解決する。
楽を与える=助かったと思ってもらう。
言葉が違うだけで、やっていることが完全に一致している。
僕はこれを知ったとき、商売に対する見方が少し変わりました。
商売って、なんとなく「奪い合い」のイメージがあるじゃないですか。
安く仕入れて高く売る、みたいな。
でも本当は、【人の苦を減らす仕事】として2500年前から語られていたことと地続きだった。
そう思うと、堂々とやっていいんだなと思えたんですよね。
※特定の宗教をすすめる話ではなく、「昔からこういう考え方がある」という一例として書いています。
これは「お金の資産」を育てる話です

このブログでは、人生を【お金・健康・人間関係という3つの資産を育てるゲーム】として見ています。
商売は、そのうち【お金の資産】を増やす手段です。
ただ、ここまで読んでいただいて気づかれたと思うんですが、商売の中身って、ほとんど【人間関係の話】なんですよね。
誰が困っているかを見る。
その人の言葉を聞く。
喜んでもらう。
3つの資産は別々に見えて、実は根っこでつながっています。
だから人間関係の資産が増えていくと、お金の資産も勝手に増えやすくなる。
逆に、お金だけを追いかけると、両方とも痩せていきます。
まとめ
今日の話を、短くまとめます。
・商売とは、誰かの困りごとを解決すること。それだけ
・お金は、解決に対する「ありがとう」が形になったもの
・順番は【解決が先、お金があと】。逆にすると回らない
・売れない原因の多くは、品質ではなく「困りごととつながっていないこと」
・困りごとは、人のため息の中にある。とくに「しょうがないか」は宝の山
・売るものがない人は、自分が乗り越えた困りごとを見ればいい
・稼ぐことは後ろめたいことではない。順番さえ守れば健全な仕事
いつか子どもたちが商売をやってみたいと言い出したら、僕はたぶん、この一言だけ渡すと思います。
「困ってる人を見つけておいで」と。
それさえ持っていれば、多分どこでも生きていけますから。
あなたは今、誰の「困った」を「助かった」に変えていますか?
最後までお読みいただきありがとうございました。



